2016年3月中旬、私は乳がんのため左乳房を全摘出&乳房同時再建手術をし、3週間後術後診断を受けました。
この診察で手術の結果と乳がんのタイプ、今後の治療方針が明らかになりました。
非浸潤癌の場合の術後治療とは
乳がんの治療は、癌の進行度やサブタイプによって違いはあれど、放射線療法・内分泌療法(ホルモン療法)・抗がん剤療法、分子標的療法などの治療法を組み合わせ治療します。
非浸潤癌の場合、温存と全摘とでは治療方針が変わります。
乳房温存の場合は、乳房部分切除+放射線治療+ホルモン療法、乳房全摘の場合は、乳房全摘後ホルモン療法になるだろうと言われていました。
私は乳房を全摘したので、ホルモン療法に進むのだろうと思っていました。
ホルモン療法を受けることになったら、生理を止めるになるから私の女としての機能は終わってしまうのかなぁ・・・。
ほてりとかのぼせとか更年期障害のような症状が出るんだろうなぁと手術が終わってからも別の不安が頭をよぎっていました。
乳がん治療は手術は第一関門。それから再発をしないための治療が始まるのです。
術後は経過観察・無治療!
術後はじめての診察はかなり緊張していました。
今後の治療方針や、癌のタイプがはっきりわかるから・・・。
私の乳がんのタイプは次の通りでした。
癌の広がり5cm。リンパ節転移なし。
脈管浸襲:Iy、v、断端:-(マイナス)
ホルモン受容体 ER(+) PgR(-)
ホルモン受容体がプラスになっていたので、女性ホルモンの影響を受けやすい癌のタイプだったようです。
手術後の治療方法は、
手術のみ。術後治療なし。
半年ごとの定期検査。経過観察。
この診断を聞いた瞬間、主治医に「本当ですか?!!!」と何度も効き返しちゃいました!!
その時の私の心境はこんな感じ。
ホルモン療法は抗がん剤より副作用が少なく済みますが、5年間薬を飲み続けなくてはいけない。
ほてり・のぼせ・気分の落ち込みや関節痛などがつらくて治療をやめる患者さんもいるそう。
これから副作用と付き合わなくてはいけないのかなと考えていたので、ホルモン療法がないと聞いた瞬間、その場で踊ってしまおうかと(笑)
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がんは「早期発見が大事」と実感!
乳がんに限らず、「がん」は初期はほとんど自覚症状がありません。
私も告知をされたときは「なんでこんなに体が元気なのに癌なんだろう」と思いました。そのくらい自覚症状が全くありません。
私が乳がんになってこうして乳がんブログを立ち上げたのは、「がん検診はちゃんと受けよう」ということを世間に伝えたいという想いでした。
私は元々ブロガーなので、自分をさらけ出すことで表現をしてきました。癌宣告を受けてから絶望の淵をさまようような日々を過ごしていたけれど、治療が落ち着いたら、このことはブログで残していこうと考えていました。
告知を受けた時、「死」が急に近く感じられました。
それは癌のことをあまりよくわかっていなかったから、癌=死と思っていたんですね。
(現在がんと闘っている方にとっては心苦しい表現かもしれません)
けれど、乳がんは女性の罹患率第一位にもかかわらず、命を落とす比率は低いがんです。
がん検診を受け早期発見をすれば、私のように手術のみで無治療で済むことができます。
自分の体のことを知るのはとっても怖いことですが、後の祭りにならないように、検査はちゃんと受けてください。
早期発見することがとっても大事だから。
まとめ
癌でも手術のみとなったのは奇跡だと感じています。
検査を受けていなかったら数年後どうなっていたか・・・と考えるだけでも恐ろしい・・・。
がん検診を受けるのはちょっとしたきっかけが大事です。
私は北斗晶さんの乳がん報道がきっかけで検診をうけました。
癌になる可能性は誰にでもあり得るのです。運もあると思います。
他人事だと思わずに是非検診を受けてください。