私の乳がんが見つかったきっかけは、マンモグラフィ検査でした。画像に微小な石灰化の集合体が見つかり、後日悪性腫瘍と判明しました。
マンモグラフィは痛いとか恥ずかしい・・・など女性にとってはかなり抵抗感のある検査です。今回はマンモグラフィの検査方法やメリット、撮影した画像からどういったことが判るのかを説明したいと思います。
マンモグラフィとは?メリットは?
マンモグラフィ検査とは、乳房を圧迫することで小さな病巣まで発見できる乳房専用のレントゲン装置です。乳癌検査には欠かせない検査です。
マンモグラフィの利点は、しこりになる前のごく早期の乳癌を発見できること。乳癌の初期段階の石灰化が分かります。
そして乳癌以外の乳腺症や乳腺繊維腺腫(良性腫瘍)を見つけることができます。
カルシウムやマグネシウムなどの成分が結晶化したもので、肺や腎臓など体の様々な部位で発生する。乳腺における一部の石灰化は乳癌によって起こる
私もマンモグラフィで疑わしき石灰化が映り、乳癌を早期で発見することができました。
本当にマンモ様様です^^
過去にもマンモグラフィで検査に引っかかり、要精密検査になった過去がありました。だから毎年検診を受けるたびに正直ビビります。
今回は最悪の結果になってしまいましたが、マンモグラフィ検査はがんを早期発見する上では欠かせない検査なのです。
マンモグラフィ検査の検査内容は?
マンモグラフィは2枚の圧迫板で乳房を圧迫してX線撮影します。
上下、斜め方向に撮影をします。
まずは上半身裸の上に検査着を着ます。
検査の時は上半身真っ裸。乳房を片方ずつ撮影します。
乳房の付け根から2枚の板で挟んでいきます。
体はかなり前のめりにはなりますが、技師の方が手を置く場所などを丁寧に説明してくれます。
板は透明なので潰されてぺったんこになった胸が見えます。
検査技師の方は男性で正直非常にきまずいです(-_-;)
でもあちらはプロ。恥ずかしいけれどしょうがないと自分に言い聞かせます。
マンモグラフィーは痛い?痛くない?
強く圧迫はされますが痛みは感じますが、毎回それほどひどい痛みは感じません。痛みの度合いは人それぞれです。
ちなみに私の胸は大きすぎず小さすぎず、年齢相応に下垂気味(笑)。
胸が小さいと自己申告している友人は痛いと言っていますね。もともと乳房が固い人は痛く感じるようです。
あと、検査技師曰く、月経後一週間ぐらいに検査をすると痛みは比較的軽く済むのだそう。
少しでも痛みを感じたくないのであれば、生理周期で検診の日時を決めてしまいましょう。
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いびつな石灰化を発見。精密検査へ
マンモグラフィーの結果は1か月後に出ました。
そこで画像を拡大してやっと見れるくらいの乳腺内の微細な石灰化を発見しました。
ただ石灰化があるというだけで癌の診断が出るわけではありません。
石灰化の95%以上はがんと関係ない石灰化(良性石灰化)。癌の疑いがあり、検査した石灰化の20%で癌が見つかります。
私の石灰化は、ひとつの石灰化の周りに微細な石灰化が囲んでいるような状態でした。
医者は、
「この妙な石灰化が気になる。普通だったら経過観察だけど、精密検査する?」
と。
後にお話しする超音波検査でもしこりが見つりませんでした。だから医者としてはどちらでもいいよという判断だったのでしょう。
私は、実は癌で、後で手遅れになるのも怖かったし、気になってモヤモヤと日々を過ごすことに耐えられそうもないので、精密検査を受けることにしました。迷いは一切ありませんでした。
そしてマンモトール生検ができるS病院への紹介状を書いてもらいました。
こうした良悪の区別がつきにくい石灰化の場合、経過観察かもしくはステレオガイド下マンモトール生検(組織診)を受けることになります。
もしここでそのままスルーしていたら・・・。私の癌はもっと進んで命の危険もあったかもしれません。
ここで小さな病変に気付いてくれたお医者さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
良く見なければわからない石灰化だったから。たぶん運が良かったんでしょうね。
まとめ
乳癌検診を受ける時は、視触診とマンモグラフィはセットで受けることをおすすめします!
私のような早期がんは乳房を触ったくらいでは発見できませんでした。
痛みは人それぞれ違いますが、生理後のほうが痛みを感じにくいのでおすすめです。