がん告知を受けてから約1か月後の2016年2月3日、MRI検査を受けてきました。
1月4日に乳がんの告知を受けてから今日まで、私の心はずっと胸をギュっと掴まされている感覚が抜けない日々を過ごしていました。
もっとつらい治療に耐えて頑張っている重度のがん患者の方に比べると、早期がんの私が不安だーってボヤいていると怒られるかもしれません。
けれどがん告知を受けた直後の私は、がんはなぜ私を選んだんだろうって毎日のように考えていました。
わたしだって、こんな真実から逃れたいよ・・・と。
でも突きつけられた現実はちゃんと受け止めないといけないのです。
今回はMRI検査でわかることやMRI検査の様子などをレポートします!
MRI検査でわかること
組織診で乳がんを告知された私は、1か月後MRI検査を受けました。
この検査はとっても重要で、がんの広がりを調べることができます。
癌の範囲=切除範囲
つまり、全摘か部分切除かが判明します。
腫瘍の大きさや数、位置、浸潤の程度やリンパ節への転移などを含めて乳房の切除範囲が決まります。
(リンパ節への転移のはっきりした診断は、センチネルリンパ生検で判断されます)
正直、告知からMRIまでの期間はかなり情緒不安定になりました。
ガンというだけでもショックなのに、片胸がなくなるかも・・・という恐怖。
切除範囲どの程度のがんなのかがわからないこの期間が一番つらかったですね。
MRIの日までに慌てて低速ジューサーを購入して人参ジュースを飲みはじめたり、少しでも癌の範囲が小さくなるように色々試みました。
そんな短期間では結果がでないこともわかっているはずなのに。何かせずにはいられないモヤモヤした気持ちがずっとありました。
MRI検査を受ける準備とは?
MRI検査とは、大きい磁力を使って体内の診断を行う検査です。
強い磁力を使って検査するので金属類や磁気のあるものなどは検査室に持ち込めません。
以下のものはあらかじめ取り外しておきます。
- ヘアピン、クリップ、ヘアバンド等
- かつらに付いている金属
- ネックレス、ブローチ、ピアス等
- 眼鏡、補聴器、入れ歯等
- エレキバン、使い捨てカイロ
- 湿布、ニトログリセリン真皮浸透絆創膏(ニトロダーム)等の貼り薬
- カラーコンタクト
- ヒートテック
- ネイルアート
- 財布、小銭入れ、ライター、鍵等
- 磁気カード(キャッシュカード、定期券)
- 携帯電話、携帯音楽プレーヤー等
- 化粧品(特にマスカラ、アイシャドー)
- その他金属物、入れ墨(相談)
MRI検査の日はすっぴん。メイクなしは恥ずかしいのでマスクを着けて病院入りしました。
MRI検査当日は検査が午前中の場合は朝食を、午後からの検査の場合は昼食を控えます。
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いざ!MRI検査へ
今年入ってからこんな風に心が疲れてどうしようもなかったので、不安なココロがMRIの画像に映らないよう、昨日の寝る前と朝に寝ながらアプリを使って瞑想してきました。
ついでにエクササイズを30分。毎週水曜日のルーティーンであるエクササイズはちゃんと行いました♪体を動かして気合を込めて!
検査は午前中なので朝食はなしです。かなりお腹がグ~~です(笑)
私の通っている病院は午前は駐車場が込み合うので、30分余裕を見て家を出ました。
持ちこめないものは、鍵のついた脱衣所に置いておくことができます。バッグや服も脱衣所に預けておきます。
私は乳房をMRIで撮影をするので、上半身は裸で下半身は下着のみ。その上から検査着(上下)を着用します。
検査の前に、金属や磁気類を身に着けていないかを確認されます。
そして、注射器のようなものでガドリニウム造影剤を点滴します。
ガドリニウム造影剤を注射すると、血管から造影剤が染み出す様子を映すことができるので、ガンの位置や広がり具合を正確に確認することができます。
肘の上に針が刺さったままテープで固定して、注射器のような容器に入った造影剤を注射し、管でつながった状態で、MRIのベッドに移動します。
通常のMRIは仰向けで検査をするのですが、乳房の場合、うつ伏せになって検査します。
ベッドには左右の乳房の位置に空洞があり、乳房を空洞に入れるようにうつぶせになります。
腕はバンザイの状態。慣れないとちょっときつい体制です(汗)
バンザイ状態で左右の足をバンドで固定され、いよいよ検査スタート!
かまくらのようなMRIの中にうつぶせの状態で入っていきます。
MRI検査中は、大音量の轟音が終始響きます。なのでヘッドホンを装着します。
ヘッドホンからはオルゴールの癒しのメロディー。その音色に反して工事中のような轟く音。
この状態が30分続きます。
はじめは緊張と慣れない体勢で腕がプルプルいっていましたが、徐々に慣れてきます。
緊張からなのかとても喉が渇きます。
振動と断続的な大音量の轟音とオルゴールの不協和音。痛みは全くありませんが、突現種類の違う音がきたりするのでびびってしまいました(´-∀-`;)
よい結果だといいなぁと願いながら。
まとめ
MRI検査は、がんの広がりが分かるので女性にとってはかなり重要な検査になります。
検査では金属類は持ち込めないのは分かっていたけれど、化粧もできないというのが意外でした。
検査中の工事中の轟音が大きくてかなりビックリ!痛さはまったくありませんでした。
コメント
ツイッターから来ました。
CTに比べてMRIは時間も長いし響きというかあの音が嫌ですよね。
切除の前にガンを小さくする施術もあるようですよ。
がんカテーテル治療などは、病院や部位によっては保険適応になるようです。
ガン撲滅活動家様
MRIの音は本当工事現場みたいで精神的に参りますよね~。
あの音を30分効かされ、狭い空間だったので、余計不安が増してきました。