乳がん告知後乳房は再建できることを知った私は、乳がん手術と同時に乳房再建手術を受けました。
乳房再建手術は乳癌手術が終わればいつでも受けられます。
乳房再建では、乳癌と同時に再建する方法と乳がん手術から一定期間を置いてから再建する方法とがあります。
乳房再建の手術回数は２パターン
乳房再建手術は、乳癌手術と同時に行う【一次再建】と、乳癌手術後、一定期間をおいてから行う【二次再建】の2種類があります。
【一次再建】では、１回の手術で乳房を完成させる【一次一期再建】とエキスパンダー使用後に完成させる【一次二期再建】があります。
【二次再建】では、乳がん手術後期間をおいて乳房再建手術を行います。一度で自家組織もしくはインプラントを挿入する【二次一期再建】と、エキスパンダー使用後に完成させる【二次二期再建】があります。
乳がん手術同時乳房再建は一次再建
一般的にシリコンインプラントを選択した場合、大胸筋の下にティッシュ・エキスパンダーを挿入して、胸の皮膚と筋肉を伸ばす→生理食塩水を半年かけて足して胸を膨らませる→皮膚を筋肉が十分伸びたらシリコンインプラントに入れ替えて完成。
という流れですが、私の病院では幸いなことに、最先端の治療を受けることができ、エキスパンダーなしでいきなりシリコン挿入が可能でした。
乳がん治療に専念するのなら二次再建
まずは乳癌治療に専念してから胸をつくればいいとお考えの場合は、二次再建といって乳がん手術後に一定期間をおいて再建する方法があります。
北斗晶さんもいつかは再建をしたいなとブログでも語っておられましたね。
乳房で全摘をした場合、温泉に入りにくいとか着る服に制限ができてしまったなど日常生活で不便なことが多くなると聞いています。
別に気にならないという人ももちろんいますが、乳がん治療が落ち着いたら再建を考えるという人も少なからずいます。
二次再建のメリットは、癌治療に専念できるのと、再建について落ち着いて考えることができる点です。
私は手術と再建を同時に考える必要があり、慌ただしく手術の日を迎えたのを覚えています。とにかくせわしいししんどかったー（汗）
再建手術の方法もたった15分の診察で決めてしまいました。まるでお店で注文するときのよう。
こんなに簡単に決めていいものだろうかと。
しかし二次再建のデメリットとして手術の回数が増えてしまい、手術の金額も上がります。
再建には手術するタイミングによってスケジュールや手術費用も大きく変わります。
まとめ
乳房再建手術は、乳癌手術が終わっていればいつでも望む時にできるので、乳癌手術と同時か、期間をおいて再建するのはどちらがいいかは、手術を受ける人の気持ちひとつです。
私は手術後に胸がないというのは精神的に耐えられそうもない、手術は極力少なくしたいという理由で【一次一期再建】を選択しました。
外科医に全摘すると宣告されたその足で形成外科医と再建手術の相談をしました。
その日一日は精神的肉体的にも疲労困憊でした（涙）
でも、夏休みの宿題を7月中で終わらせるタイプの私には、イヤなものをずっと引きずることに耐えられなかった。
だから1回で乳がん手術と乳房再建が同時にできる方法はピッタリでした。
乳癌＆再建の治療は自分のライフスタイルによって選択できる場合が多々あります。
ガンの知識をつけて主治医に質問をいっぱいして、最適な治療法を選択しましょう！
再建する時期やタイミングは患者さんのこころひとつです。
やらなくてもいいしやってもいいし。正直癌細胞だけ取り除けば済むので。
でも再建は自分の価値観やライフスタイルが治療法や手術のタイミングに影響します。
私は正直一回で済んでよかったし、インプラントでも普通の生活が送れるから全く後悔していません。
むしろ再建して救われましたね♪